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智辯和歌山vs明石商

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智辯和歌山1-4明石商(明石商グラウンド)

 

 今秋ドラフト上位候補の最速151キロ右腕、明石商・中森俊介投手が、対外試合では今年初となる先発を務め、5回を1安打1失点、圧巻の11奪三振を披露した。

 

 初回、「考えすぎて力んでしまった」と先頭に四球を与え、自身の暴投などで1点を失ったが、1死一、二塁から2者連続で三振を奪い、まずまずの立ち上がりを見せた。

 

 三回には、相手のクリーンアップを2者連続空振り三振と三ゴロに打ち取ると、続く四回は3者連続で空振り三振。この日最速145キロの直球に加え、フォークなどの落ちる変化球で強豪・智辯和歌山打線を翻弄した。

 

 この日は中森&来田コンビに加え、智辯和歌山のドラフト候補・細川と小林が出場するということもあり、グラウンドには阪神や広島を含む、9球団約30人のスカウト陣が集結。先週に引き続き視察した阪神・熊野スカウトも「心配することはないですね」と評価した。

智辯和歌山のドラフト候補・小林樹斗投手も6回から登板し、3回を無失点。最速こそ同じ148キロだったが、中森は「まっすぐに関しては比較しても小林の方が上。自分はノビ、キレもまだまだ及ばない」と唇をかむ。